オルソケラトロジー
まだあまり一般的ではありませんが、視力矯正方法に「オルソケラトロジー」というものがあります。オルソケラトロジーとは、高酸素透過性のハードコンタクトレンズを夜寝ている間に装用し、角膜を傷つけずに屈折異常を改善する矯正療法です。「視力回復コンタクト」などといった呼ばれ方をすることもあります。
日本ではまだ浸透していませんが、アメリカでは30年の歴史を持ち、世界中の多くの人が受けている比較的安全な治療法です。
レーシックのように目に直接手術を施すわけではないので、オルソケラトロジーはリスクの低い視力矯正方法であると言えます。人によってオルソケラトロジーで得られる効果には差があり、人によっては、一度レンズを装用して寝れば数日間はレンズを装用しなくても視力を維持できることもあります。
オルソケラトロジーで矯正した角膜が元の状態に戻ってしまえば効果はなくなってしまうので、長期間に渡って視力を回復できるものではありませんが、レーシックのようなリスクがなく、眼鏡やコンタクトを使用しなくても視力回復効果を得られるので、スポーツや仕事がしやすくなるでしょう。